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エイズ検査4

4.検査結果を聞きに、再び「西新宿保健センター」へ行く。

自分は今日行ってきた訳です。
ところが、「1週間の待機」の恐怖により、睡眠不足→生活リズムの乱れが発生しており、遅い時間まで寝こけて、着いたのが14:30過ぎでした。基本的には13:00~14:30までに行かねばならないのですが、今日行って見てみたところでは、15時頃に受付窓口を完全に閉めてました。

受付では検査日に貰った申し込み用紙の本人控えを見せます。そして、整理番号(用紙に印刷されてるもの)を呼ばれるまで、またひたすら待ちます。呼ばれるのはやはり受付順です。


ところで、1/13の採血の日には結果待ちの人はいませんでしたし、今日は採血の人はいませんでした。また、採血日に見かけた人を今日待っている間に何人か見かけました。ということで、採血と結果伝達を完全に分離し、セットで実施していると思われること、土日は休日であることを考えると、おそらく週に2~3回しか検査はしていないと思われます。また、進行状況からして、1回で40人程度の実施が限界と思われます。

つまり・・・、
40人×2~3回×4.5週間=360人~540人
の方が毎月「西新宿保健センター」で検査を受けているのだと思います。あくまで憶測ですが。ちなみに、40人の3.6%は1.44人ですから、ある1日(1セット)の検査で、1人は陽性の結果が出ていることになります。しかも3.6%というのは平成15年度末の数字です。検査を受ける人は近年急増していると思われますが、当時より陽性反応検出率も上昇している可能性が高いと思います。行政やNPOの警告が絵空事ではないことを、肌身をもって感じました。


さて、私が受付を済ませた時点で、10人待ちでした。その中に外国人の方が2名いらしたため、検査結果の伝達に時間を要し、相当待ちました。お二人は部屋(例の採血をした部屋でした。)から出た後のリアクションですぐに陰性だとわかりました。

皆、緊張して自分の番を待っている様に見受けました。貧乏ゆすりをずっとしている人もいましたし、まぁ寝てる人はどうなのか・・・。いずれにしろ、部屋から出た人のリアクションは気にしない様で、気にしている様な感じでした。

わたしもその1人でしたが、不可解なことに気付きました。部屋(例の採血をした部屋)に入った人が出てくる前に、次の人が呼ばれ、先に入ったその人は少し後に別の部屋(検査日に問診を受けた部屋です)から出てくるのです。ただ、いつもそうだという訳ではなく、部屋(例の採血をした部屋)に入り、そのまま同じ部屋から出て来る人もいる。その場合は、次の番の人は、前の人が部屋を出るまで呼ばれません。いずれの場合も呼ばれた人がまず入るのは以前採血をした部屋に変わりはないのですが・・・。

なんだこりゃ??不安になります。

しかし、どうもこれはAIDS以外の性病検査を希望したか否かによる様です。

最初の部屋では保健士(あれは医者ではないと思います。あれ?でも以前採血の作業をしていた男性も医者ではないかもしれませんね。見た感じが医者っぽかったから「医者」と書いてしましましたが・・・。)からAIDS検査の結果だけ伝えられ、性病検査を希望した人は廊下を通らずに次の部屋に通され、そこで別の保健士から淋病・クラミジア等の性病の検査結果について詳しく説明される様です。これは私の経験からの推測ですが。


話戻って、待ち時間です。
外国人の方はともかく、人によって出て来るまで時間が違うのも気になりました。気のせいかもしれませんが、女性の方が長くかかっていた様に思います。ただ、概ね2~3分でほとんどの方が出てきます。しかし・・・、最も気になるのは、非常に時間のかかる方です。男性で1名、女性で1名いらっしゃいましたが、それぞれ15分以上かかっていました。特に私の前の方が呼ばれたのが、15:40頃でしたが、私は16時頃に呼ばれました。

いろいろ考えてしまいます。おそらく皆1週間の恐怖と闘って来たのです。そして、二度とこんな恐怖を味あわぬ様、今後改めるべき点や考慮する点をあげていたはずなのです。もちろん時間がかかった方々が陽性だったかどうかは知る術もなく、何もわかりません。しかし、陽性だったとしたら・・・。どんなにつらいだろうと思います。もちろん、前にも書きましたが、現在では相当有効な治療もありますし、社会啓蒙も進み感染者が社会から疎外されない様な仕組みも出来つつある様です。それでも、「自分自身が感染していた。」という実感は、もの凄くショックなことであることに違いはないと思うのです。


そんなこんなを考えているうちに、自分の番が来ました。

最初の部屋で「HIV、その他性病含め全部陰性です。HIV検査陰性です。では、詳しいことは次のお部屋で。」とだけ言われたので、それで最初の部屋は終わりでした。とにかくホッとしましたが!!

次の部屋では結果シートのどの表示が陰性を表しているかを説明され、「何か質問はありますか?」の会話で終わりでした。両方合わせても、おそらく全部で2分もなかったかもしれません。頭がボ~っとしてよくわからないですが。


これが1週間悩み、ブログを更新することも出来なかったものの正体です。

自分の筆の至らなさで、ほんの一部しかお伝え出来ていないと思いますが、今回自分のこととしてHIVやAIDSについて考え、少し知ることが出来ました。また、今までやはり自分の中にどこか偏見の念があったことも否めないとの実感があります。

しかし、何の運動家でもありませんが、皆さん自分のこととして検査は受けられた方が良いと思います。完全に100%自分は安心、感染可能性絶対0%という人以外の方は、何か感じることが出来ると思います。ただ、万が一陽性だった時の心の持ち方については私には実感できず、想像も出来ませんので、なんとも言えません。


以上、エイズ検査の項を終えます。
by hachi83 | 2005-01-21 00:28 | エイズ検査
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